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2022.04.25 食の生産者さんと工芸作家さん

長野県産 養殖鰻

諏訪市岡谷の鰻養殖場の見学にいってきました。

無彩庵に入荷してくるウナギは野尻湖の天然物で、こちらは稀な入荷のため通常メニューとして皆様にご案内出来ずおりましたが、以前から探していた長野県の養殖ウナギをようやく見つけることができました。

岡谷市の元市議会議員・武井さんが8年程前に自ら養殖場を建設し地下水を利用し試験養殖をされてます。

岡谷市は「うなぎのまち」として古くからうなぎ料理が親しまれており、全国的にも消費量が高い市ですが、長野県唯一の鰻養殖場です。

鰻の養殖は鹿児島県、愛知県、宮崎県と暖かい地域が盛んで、養殖ウナギは水温が低すぎると育たず長野県は寒暖の差が激しい地域のため、武井さんの養殖場では間伐材を使い薪ボイラーの熱を利用して水槽の水温管理を年間を通して一定になるよう調整していました。

・水槽の水をチューブで温めるための暖房機
・水流から体を休ませるために籠に集まっています。

また岡谷市川岸の山沿いでは元々は長芋の産地だったそうですが現在は生産者さんの高齢化と栽培の大変さもあり減少しまい、武井さんが引き継がれ少しずつ畑を増やし自然薯の特産化を目指し栽培されています。

自然薯は日本古来の品種で山薬、山と呼ばれ、山芋の中で最も栄養価が高い食材です。

とにかく元気で人柄の良さが滲み出る武井さん

 鰻と自然薯。武井さんのつくられる二つの思いを一皿に。

・炭火で焼いて料理のイメージ中。